「先生」の資質向上のために
知識と経験を兼ね備えた先生になるために。
園長が高々と教育方針を掲げても、実際に子どもたちの前に立つ先生がそれを理解していなければ、単なる「絵に描いた餅」になってしまいます。
幼稚園に限らず、先生という仕事は「経験と勘が大きくものを言う職人芸」なのかもしれません。しかし、経験が無くても子どもたちへの情熱ややる気に満ちあふれた先生はたくさんいます。そういう先生たちが経験の不足を気にすることなく存分に保育にあたれるよう、今まで「先輩の頭の中」にしかなかった様々な保育の知恵や知識を記録に残すことで、みんなで共有できるようにしています。
また、朝礼・終礼・職員会議、メールのやりとりを通して、園長が職員全体に進むべき道筋を示したり、保育中に起こった出来事に対してどう対処するか具体的な方法を検討したりして、実践的な保育技術を互いに磨き合っています。
さらに毎年夏には「お互いの保育を観察し、意見を言い合う」という保育研修をおこなったり、外部の研修プログラムに参加したり、様々な専門書もできる限り読むように指導するなどしています。学生と違い「毎日が実践」ですが、知識と実践は車の両輪のようにどちらも大切なものです。実践をたくさん積んでいるからこそ、それに見合うだけの知識を積極的に吸収する必要があると考えています。