基礎の大切さ

基礎の大切さ

幼児期は人格の基礎をつくる大切な時期です。

基礎というのは、なかなか地味で目立たないものです。たとえば、きらびやかな建物を褒めてくれる方はたくさんいても、しっかり作られた基礎工事を褒めてくれる方はなかなかいません。ですから、ついつい、大人は「目に見える能力」を子どもに与えようとしてしまいます。いわゆる「早期英才教育」というものは、すべてがそうだとは言いませんが、見た目の派手な建物を人より早く、人より大きく建てるようなものだと思うのです。

長い人生、いつも順風満帆というわけにはいきません。時には「失敗」や「挫折」といった「地震」が起こります。どんなに立派な家を建てても、基礎がなければ一瞬にしてがれきの山になってしまいます。ですから私たちは、目先の利益に惑わされず、子どもたちが一生使える「基礎」をしっかりと作ってあげたいと思っています。